これからお子さんのためにランドセルを買ってあげる親御さんは、いろいろなランドセルの宣伝などを見ていると様々な聞いたことのないカタカナの単語が出てきてしまい、お困りではないでしょうか。
ランドセルの宣伝に出てくる「クラリーノ」「コードバン」などの単語は、実はランドセルが何で作られているのか、その材質を指しているんですよ。
こちらの記事では、ランドセルの各素材についての紹介と、素材ごとのメリットやデメリットなどについてご紹介していきます。
ランドセルの素材について
ランドセルの素材は著名なものは大きく分けて3種類存在しています。それぞれの素材にメリットやデメリットがあるため、お子さんにあったランドセルを選んであげるのが一番ですよ。
それでは、それぞれの記事について具体的に一つ一つご紹介していきます。
クラリーノ
クラリーノは1960年代に株式会社クラレによって開発された、人工素材の1種になります。
クラレはお肌のぷるぷる成分として有名な、コラーゲンの構造を元にして近似した構造の繊維であるクラリーノを発明しました。
現在発売されている大半のランドセルはクラリーノによって作られているものであり、コマーシャルでも有名なランドセルメーカーである、セイバン(天使のはね)や、ハシモト(セイバン)のランドセルの素材としても利用されています。
メリットは以下の通りです。
- 価格が安く、コストパフォーマンスに非常に長けている
- 防水性が高いため、雨で濡れてもお手入れが楽ちん
- 軽いため、子供の負担軽減につながる
- カラーバリエーションが豊富
一方で、以下のようなデメリットも存在しています。
- ありふれた素材であるため、特別感に欠けている
- 3種類の素材の中では壊れやすい部類に入る
しかし、上記のような壊れやすい欠点もクラリーノの進化により解決してきています。
現在では丈夫さに長けた「クラリーノタフロック」や、牛革に近い質感を持つ「クラリーノエフ」も登場しています。
このように、コストパフォーマンスを重視する人にはクラリーノが使われたランドセルがおすすめです。
ただし、クラリーノにもいくつか種類があるのでその点は注意が必要です。
【参考】<クラリーノ>について -<クラリーノ>の歴史 | 株式会社クラレ クラリーノ事業部
コードバン
コードバンは馬の尻部の皮をなめして作られている素材になります。
3つの素材で最も希少価値が高く、見た目にも非常に高級感があふれています。
鞄メーカーを中心とした素材にこだわる会社のランドセルの素材として利用されています。
メリットとしては以下のような点が挙げられます。
- 高級感あふれる外見をしており、3種類の中で最も丈夫
- しわなどができにくく、使っていくほどアジがでるところ
一方で、以下のような点がデメリットになります。
- 3種類の素材の中で最も高い
- 他の素材に比べるとわずかに重い
そのため、お子さんのためにしっかりとしたランドセルを買ってあげたい!という思いのある方にはお勧めです。
牛革
牛革はその名の通り、牛の革のことを指します。
最近は数が減ってしまったものの、クラリーノのランドセルが主流になる以前は多く使われている素材でした。
メリットとしては以下のような点が挙げられます。
- 天然の素材で作られているランドセルの中ではコストパフォーマンスが良い
- 人工皮革(クラリーノなど)より高級感があり耐久性が高い
- 使い込むほど味が出る
一方で、以下のような点がデメリットになります。
- 耐水性で他の素材に劣る
- やや重い
しかし、現在は耐水性についてはコーティングなどの加工を行い解決している商品が多いです。
その他の新素材について
ここまでで、ランドセルに使われているメジャーな素材3種類の特徴とメリット・デメリットについてご紹介してきました。
それでは、それ以外にはどのような素材があるのでしょうか?
いくつかご紹介していこうと思います。
コードレ
帝人コードレによって開発された人工の素材になります。
使われているランドセルとしては、羽倉ランドセルのはねかるシリーズなどが有名です。
クラリーノ同様、様々なものに利用されており靴や洋服などに使われています。
クラリーノとは微妙な違いがあり、コードレの方が素材に傷跡が残りにくく、水に対して強い素材になります。
また、帝人コードレはこれ以外にもランドセル用の素材としてニトリと共同で開発した「タフガード」という素材も開発しています。
エアヌール
東レ株式会社によって開発された人工の素材になります。
水野鞄店のハネッセルシリーズなどに利用されています。
クラリーノに対抗して開発された素材であり、こちらの記事で紹介されている素材の中でも歴史の浅いものになります。
クラリーノと同様に丈夫さと柔軟性を備えている点が特徴になります。
また、これ以外にもベルバイオやカーボンが使われているランドセルなど、素材の種類は非常に多岐にわたっているんですよ。
まとめ
- ランドセルの素材は大きく分けて人工革である「クラリーノ」、本革である「コードバン」「牛革」の3種類に分類される
- 人工素材は水に強く、コストパフォーマンスが良い点が特徴である
- 本革は手入れは必要なものの高級感があり、丈夫な点がメリットである
このように、ランドセルには素材ごとに様々な特徴があります。
もしもどのランドセルにしようかお悩みの方は、まずお子さんに背負ってもらって合っているものを選ぶのも一つの手段ですよ。
6年間使うものだからこそ、しっかり素材からこだわったものを選びましょう。


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